FC2ブログ

スポンサーサイト

--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

母の悲しき望み…

2013.03.23 01:33|死生観
cimg0549.jpg


少し前の記事、「サクラサケ」で僕の姪が高校受験をするとお伝えした。彼女は無事合格し、孫の幸運を祈っていた母もとても喜んでいた。

バイト先がうちの近所であるため、よく我が家を訪れる彼女の姉に母は、「合格祝いを渡したいから、近いうちに連れてきてよ」と伝えていた。彼女は、「時間があったらね」と曖昧に答えていたのだが…。

母が「近いうちに」と言っていたのは、来週から母は膝の手術のためしばらく入院しなければならないため、その前に合格した姪を祝ってあげたいと考えていたためだ。

入院が数日後に迫っている母は今日の夕食時、「なかなか来てくれないねぇ」と寂しそうに呟いた。高校に合格した姪は、母と折り合いの悪い姉の娘なので、僕は「あんな連中は気紛れだから来ないよ。お祝いなんてあげなくてもいいんじゃない」と素っ気なく言い放った。

でも僕には分かっている。姪たちは、母が「悪い人」だと姉から洗脳されているので、決して母を慕ってはいないことを。それを知らずに、姪たちが来てくれるのを楽しみにしている母を見ていると、可哀そうで、そしてある意味哀れで、涙を流しながらこれを書いている。

僕は2度も結婚したのに、孫を残してあげることができなかった。だから、母にとっては姉の子供たちだけが愛すべき孫なのに、その孫たちに振り向いてもらうことができない。

そんな母を見ていると、辛くて、悲しくて、情けなくて…。

人と人との関係は一様ではない。全くの他人であっても、心からの信頼を構築できる場合もあれば、最も身近な肉親でも、互いに傷つけ合う関係もある。

母も姉に関してはあきらめの境地にありつつも、「孫たちは私を慕ってくれるはず」と信じており、できることなら僕もそうであって欲しい。ただ、それが「叶わぬ夢」であることを、僕は知っている。姉とその家族は、世間の常識では計りえない人たちであることを、様々な経験をしてきた僕にはよく分かっているので。

田舎で生まれずっとそこで暮らした人の良い母には、想像もできない人間がこの世には存在する。それが自分の娘であることは、彼女にとっては大きな不幸だが、それは否定できない事実なのだ。

昨年、父が癌で入院していた時、その父を見舞いに来ても、肩の手術で入院していた母のところには決して来なかった姉とその家族。僕から見れば、彼らは「普通」ではない。

僕は合理的な人間なので、実の姉、そしてその家族が僕と関わり合いたくないのであれば、それはそれとして冷静に受け止め、自分から彼らと積極的に関わり合うつもりはない。

しかし、母はそうではないのだろう。僕には、「(彼らには)何も期待していないよ」とは言うけれど、それが本音ではないだろう。

実の娘が、自分が入院しても見舞いに来ない。そして孫たちも同様だろう。だから僕は、今回も毎日母のところに通う。母は、僕なんかよりも余程姉に、あるいはその家族に来てほしいと思っているかもしれないが、それに関しては僕は何もできない。

母の想いに応えてくれない姉家族に腹が立つというよりは、それを期待している母があまりに哀れで、今僕は泣いている。

お父さん、お母さんだってもう長くは生きられないんだから、何とかならないかな。今はもう天上にいるお父さんの力で、何とかならないかな…。


↓ワンクリックでご声援いただければ幸いです。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人間・いのちへ
スポンサーサイト

コメント

コメントありがとうございます。

妙高好きさん、こんばんは。コメントをいただきまして、本当にありがとうございます。

そうですね、姉も色々苦しんでいるんだと思います。僕は当事者なので客観的に判断はできないのですが、母の姉に対する愛情が、僕に対するものに比べて不足していたとは考えていません。ただ、それをあるがままに受け入れられない状況にあったのかもしれないということは、ずっと一緒に暮らしていたので理解できます。

幸いなことに母が入院する前に、家に寄りついてくれていた姪が、高校受験に合格した妹を連れて母を訪ねてくれました!その時の母は、とても嬉しそうでした。

おかげさまで母は無事退院し、今は家で療養中です。随分ブログ更新を怠っていましたが、母の容体も落ち着きましたので、アップデートしたいと考えております。お時間のある時に、またお立ち寄りいただき、色々お考えをお聞かせいただければ幸いです。ありがとうございました。

No title

私も実母と確執があります。
お姉さんの事を責めるのは違うと思います。
生まれた赤ん坊は誰だって母親が大好きです。
育って行く過程で何かがあり、
年老いた実母に優しく接する事が出来なくなります。
そしてそれを嘲笑っている訳ではありません。
優しく出来なくて苦しいのです。
だからお姉さんを責めないで。
そしてお母さんばかりの肩を持つのは
辞めてあげて。
あなたと同じように愛情を注いで育てていたら、
お姉さんも、あなたと同じようにお母さんに
愛情を返したでしょうから。
非公開コメント

プロフィール

Mich Maruyama

Author:Mich Maruyama
Welcome to my blog!! 冗長な文章になりがちですが、お付き合いいただければ幸いです。

最新記事

アクセスカウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
8171位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
哲学・思想
513位
アクセスランキングを見る>>

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

  • ページトップへ
  • ホームへ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。