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I was in a fantasy -父が逝った日-

2012.11.05 00:25|死生観
それは不思議な感覚だった。夢の中を彷徨っているような、自分が自分ではなく、その意志とは関係なく身体が動いているような…。

2012年6月2日午前0時5分、父が他界した。看護師さんたちが父の身体をきれいにしてくれている中、すぐに父の遺体が家に運ばれるということで、僕は母を始め他の親族に先んじて、病院から自宅へと車で帰った。午前3時頃だっただろうか。

その最中、感じた感覚である。

家へと向かうバイパスの両脇の明かりが、僕をこの世とは違う世界へと導いてくれる灯火のように思えた。

二日間徹夜で父に付き添い、父を見送り、急ぎ帰途についたので、普通の精神状態でなかったであろうことは容易に想像できる。それにしても今までに感じたことのない、神秘的な時間だった。疲労が極限に達した僕を、あたかも父が無事に家へと導いてくれているような。そして、車の隣席には父がいるような。父と最期のコミュニケーションが許された、そんな時だったのだろうと思う。

家に戻ってからは、一気に現実へと引き戻された。父の遺体が到着し、早朝に住職がお経をあげに来、すぐに葬儀屋さんと通夜、葬儀の打ち合わせ。その後は弔問に来てくださった方への対応。心身とも疲労していた僕には、今となっては全く記憶に残っていないほど慌ただしい出来事だったと思う。

今この瞬間から、このブログに記したいストーリーが始まる。正直、父のことを記事にするのはとても辛く、苦しい仕事だ。もうこの世に父が存在しないと考えるだけで、どこにいても、どんな状況であっても止めどなく涙が溢れ出てくる。

それでも、僕はこのブログを書くと決めた。心身とも消耗させられることだが、僕のこの気持ちを誰かに分かち合ってもらいたい。また、何らかのかたちで誰かに良い影響を与えられることもあり得ないとは言えない。だから僕は、この苦しい作業をしばらくの間続けようと思う。今も涙を流しながらタイプしているので、よく画面が見えない。誤字脱字の連続かもしれない。でも、父のため、そして僕自身のため、僕はこのプロジェクトを始めたんだ。

亡き父を誇りに思いながら、そして溢れる涙を止めることができないまま、僕はスタートを切った。


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コメント

ありがとうございます。

るみさん、こんばんは。拙ブログにお立ち寄りいただき、またコメントまで残していただきましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

そうですか弟さんが…。うちの場合は「順番」でいえば、父の方が早く逝ってしまうのが当然ですが、弟さんとなると、そのご心痛いかばかりかとお察しいたします。

父の死は人生で一番のショックでしたが、もう10年以上前になりますが、1週間のうちに、同期入社の親友と、僕よりも若い従弟を一度に喪ったことがあります…。ニュースなどを見ていても、自分よりはるかに若い方々がお亡くなりになったと聞くと、とてもやるせない気持ちになります。

るみさんのお辛いお気持ちは、僕になど到底理解できるとは思いませんが、亡くなった人を決して忘れずにいることが、その人への一番の供養になるのかな、などと考えております。

思いついた時に更新している不定期極まりないブログではありますが、また、お時間のある時にお立ち寄りいただければ幸いです。

弟さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

Mich

同じ思いで…

来週末、弟の一周忌を迎えます。
離れて暮らしていたので、交流も殆んどありませんでした。
今では、弟が私にとってどんなに大切な人だったかを感じながら日々過ごしております。
ブログ読ませていただきますね。

そうでしたか…。

Ayakikki さんもお父様を亡くされているんですね。もうと言うべきか、まだと言べきか分かりませんが、父が他界してから5カ月が経ちました。昨年の10月に入院してから、結局一度も帰宅することができずに去って行ってしまいました。これからブログで書かせていただくつもりですが、昨年来、我が家は次々と不幸に見舞われ、どん底の状態でした。でも、今は母と二人、何とか喪失感から立ち直ろうと頑張っています。なかなか簡単ではありませんが、これも人生。母を少しでも幸せにしてあげられるよう、息子として最善を尽くしていくつもりです。

亡父を想うと。。。

私も自然に眼鏡が曇ります。。。
もう、20年近い歳月が過ぎようとしているのに、変わりません。
Michさんの記憶には、未だ鮮明に生きておられるのですね。
書きたい「想い」が形になるまで、暫く「静かな愛読者」でいようと思います。
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Welcome to my blog!! 冗長な文章になりがちですが、お付き合いいただければ幸いです。

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